~街中私の作品でいっぱいにしたい~ イラストレーターえみさん

待ち合わせは「ぶらっと行田」。
真夏のような日差しの中で、信号が青に変わるのを待っている女性がいました。深い緑色の着物姿、落ち着いたローズブラウンの髪色のえみさんです。
こちらに気がついて挨拶をしてくださった声は優しく、涼し気な印象の方でした。

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えみさんは、行田で活動するイラストレーター。最近では、市内のミキ薬局で「えみねこ展」を開催していました。市内のファンはもちろん、ブログでえみさんの存在を知った市外からのファンも訪れていたようで、感想を受け付けたノートには、イラスト展で幸せな気分になった方からのあたたかい言葉が並んでいました。
「えみねこ展」を開催していらっしゃったので、猫がお好きなのかな…と思い聞いてみると、犬もお好きで、爬虫類も可愛い!という動物好きの方でした。猫を描く理由は、作品に動きが出るからだそうです。

「ぶらっと行田」に行ったことのある方は、授乳室の扉に描かれた、赤ちゃんをおぶったお母さんの絵も見た事があるのではないでしょうか。艶っぽい女性、可愛いキャラクター、行田の古い町並み…えみさんの作風の幅は広く、行田の様々な場所で人々の心を明るく照らしています。
 ちなみに、えみさんは移住者ではなく、ずっと行田に住んでいる方です。そんなえみさんに、「行田っ子」「アーティスト」ならではの行田の良さを教えていただきました。
「行田には古い町並みが多く、私自身古い物…例えば着物などが好きな事もあって絵の素材が沢山ある町です。また、忍町アートギャラリーといって、商店街のお店や個人宅にアート作品が展示されるイベントが年に2回開催されます。そこで色々なアーティストの方とお知り合いになれるのは嬉しいです。」

絵を描く事は、えみさんにとって「人生」。生まれてからずっと描いているけれど、学校で習った事は無く、描きたい物を描いて、閃くまでは描かないともおっしゃっていました。インスピレーションを高めるために、花や古い映画を見る事もあるそうで、ご自身の心に正直に、妥協を許さず描いていらっしゃるような印象を受けました。

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ちなみにえみさんは、行田のグルメキャラクター、フラべぇとこぜにちゃんの原案を作られた方です。ここでしか聞けない(?)フラべぇ達の秘密も教えていただきました。
「こぜにちゃんのほっぺはニンジンで、フラべぇのは長ネギなんですよ。足は割り箸です。フラべぇの仮の名前は(ふらいマン)で、ヒーローっぽいイメージでデザインしました。私が描いたフラべぇの絵はいつもマントが空を飛んでいる形になっているんです。他の方が描いた物はマントが下がっている事もあります。」
よく見ると、確かにそうなんですよね!あの可愛い二人(?)にそんな秘密が隠されていたとは驚きです。

近場にアーティストのご友人はいらっしゃいますか?
「絵手紙を描いているお友達がいます。着物好き同士で趣味が合い、お互いの作品を鑑賞しあうのが楽しみです。近くに創作活動をしている友達が居るのは嬉しいのですが、もっと発表する場が増えていけばいいなと思います。前回の個展では、行田の古い町並みを水彩画で描いた作品が好評で、シリーズ化してほしいというリクエストがありました。これからも創作を続けて、街中を自分の作品でいっぱいにしてみたいです。」

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これからも年に一度は個展を開いていきたいというえみさん。彼女の作品は行田のレトロな街並みを更に魅力的に飾ってくれる事でしょう。
このインタビューを読んでくださった皆さんにも、その街並みを実際に訪れて、歴史ある、古い町の奥深さを感じていただければと思います。